おおよそ1か月

 不本意ながら6年前の古巣に出戻り1か月になる。今コロナ禍で騒がれている雇用調整助成金の申請相談員。 毎日ニュースに取り上げられる助成金制度であり相談者が殺到している。職員は制度説明や助成申請の審査を誠実に悪戦苦闘しながら対応しているが「わかりずらい」「申請書類が煩雑」「支給が遅い」「支給額が低すぎる」等のクレームを毎日のニュースで見聞きする状態で省(どこで省?)からは朝令暮改の繰り返しの要領がFAXされる始末。(ドタバタ劇とはこのことか)
 着任1か月の素人がコメントするのもなんだが、こうした制度を設計・構築する役人の独善性、いかに国民の意識から乖離している場所・世界で仕事(ゲーツ)しているかということを痛感させられる。これでは現場の職員の苦労・努力が浮かばれない。
前例踏襲・ことなかれ・独善・視界狭窄・革新性皆無の制度を設計しそれを押し付けそれで良しとする破廉恥さ、自浄作用の欠如、そうした欠陥システムのフィードバック機能さえ持たない(認識しない)組織体  もうすこし視点を遠く、広く、国民にやさしい視点で制度設計をしろよってか。エリート(ゲーツ!)と呼ばれる人間の奥行きの狭さや浅さ、感受性の欠如を見るようで口あんぐり…

 

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