お前の計算確かかよ?!

えーと200+300は

( 5 × 40 + 10 × 30 ) = 500むかしむかし神童と呼ばれていた私は、こんな計算は屁のようなものだった。
「当たり前じゃないか、考えてもみろよ 5円玉40個と10円玉30個は500円に決まってる。」ってなもんだった。
こんな計算をさせられるのは「まっぴらゴメン バカにするな」だった。
ところが、60年もたった今(になって)「私は間違っていたのか」と思わされる出来事に遭遇した。
消費税が導入されて、久しいが…  買い物をするたびに、100円未満のお釣りがたまり溜まって、ウヰスキーの瓶1.8ℓペットボトルに合計実質価格(なぜ実質価格としたのかは、後で解る!)にして10,000円を超える1円玉(無数)、5円玉(おびただしい)、10円玉(ごっそり)、50円玉(馬鹿にできない)、100円玉(数えてみるか)、500円玉(まあこんなもんだろう)がずっしり詰まっている。
仕事も終わり、家でビールを飲み夕食時まで時間を持て余し、何やら甘いものが食べたくなった。
飴とチョコレートなんぞをと思い、合計額500円になるよう5円玉、10円玉を数えて(確かに硬貨の総計は20個を超えていた)ポケットに詰め込み、近くのコンビニに出かけた。
飴2袋(カンロ社の"金のミルク")、チョコレート1箱(なんとか会社の"白いダース")を買い、手持ちの金額で釣り(また釣かよ!)がくるのを暗算し(何しろ私は昔は神童)レジに向かった。
レジカウンターに "ちょっとした数の硬貨たち" を広げたところ、レジの係り(キャッシャーでなくレジャーとでも言うのか?)が恐縮したような(困惑したような、怒ったような複雑な)顔で「お客さん! すいませんが20個以上の硬貨でのお支払いは、お受けできないことになっています。」ときた!
 私の方が恐縮して、レジ打ちの済んだ買い物をキャンセル(せめてもの嫌がらせさ)してその店を出た。
 大昔の私の計算が間違っていたのだろうか???
憤慨するよりも我が身を恥じる(なんで??)ことしきりだった。
それでも「私の計算は間違いない」何しろ私は・・・・だから 
と独りごちながら家に帰った。
家に帰り、ビールを2缶飲んじまった次第(-“-)
今でもこう思う「お前の計算の根拠を示せ〜〜〜〜」